コーポレートブログ

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「コカ·コーラ」ブランドを背負って勝ち続ける。レッドスパークス同期入社のふたりが追いかける「完全制覇」と「2024年」

2023年10月2日

「コカ·コーラ」ブランドを背負い、社会人強豪チームとして快進撃を続けるレッドスパークスホッケー部。2023年シーズンは日本リーグ、全日本女子ホッケー選手権大会、特別国民体育大会(かごしま国体)の全てで優勝するという「完全制覇」を目標に掲げて活動しています。

チームの若手注目選手である小早川志穂(フォワード)と中込紅莉(ミッドフィルダー)は、ともに日本代表に選出されている国内トップレベルの選手。当社では2022年入社の同期であり、業務ではともにチェーンストアのマーチャンダイザーを担っています。

ふたりはどのような思いで「コカ·コーラ」ブランドを背負い、ホッケーと仕事を両立しているのでしょうか。また、2024年に控える大規模な国際大会を見据え、アスリートとしてどのような展望を描いているのでしょうか。その率直な思いを聞きました。

左から小早川志穂、中込紅莉

■ かつては強敵。今は「心強い仲間」

小早川志穂と中込紅莉。新卒2年目の同期としてレッドスパークスで躍動するふたりは、U-16(16歳以下)日本代表の選考会で出会って以来の旧知の仲だといいます。

その後、小早川はホッケー強豪校として知られる東海学院大学へ進み、在学中はホッケー日本リーグの年間2018年に最優秀新人選手賞、2019年には最多得点選手賞にも選出されています。日本代表としては2022年のFIH ネーションズ カップやワールドカップなどで着実に成果を残してきました。

中込紅莉もまた強豪校として知られる山梨学院大学出身。小早川と同じく2022年のFIH ネーションズ カップに日本代表として出場し、レッドスパークスでも結果を残しながら、今後の活躍が期待される若手ホープとして注目されています。

学生時代はそれぞれライバルチームに所属していたふたり。当時を振り返って中込は「対戦相手のチームにいた小早川にたくさん点を決められて苦しんでいた」と振り返ります。

「その小早川が今ではレッドスパークスのチームメイトなので、とても心強いですね。プレー中も練習中もコミュニケーションを積極的に取り、チームの連携を高めながら得点能力を発揮してくれる、『本当に良い選手』だなと思っています」(中込)

小早川も中込を「頼りになる仲間」だと表現します。

「中込はどんな場面でもボールを離さないんです。チャンスがあればフォワードにパスを出してくれるし、チャンスをなかなかつくり出せない場面でもボールを常にキープして、仲間につないでくれる。その力強さを本当に頼もしく感じています」(小早川)

■ 勝ち続けるレッドスパークスのチームビルディング

学生時代から高いレベルで活躍していたふたりは、なぜレッドスパークスを活躍の舞台に選んだのでしょうか。

「私は高校時代からレッドスパークスのホッケーを追いかけていました。他のチームにはない力強さを感じていたし、どの大会でも1位、2位を争う高いレベルにある。日本代表選手もたくさん輩出していて、レッドスパークスこそ自分が最も成長できる環境だと思いました」(小早川)

「私も『コカ·コーラ』ブランドを背負って試合に出ることに憧れていましたね。加えて、レッドスパークスとコカ·コーラ ボトラーズジャパンは『選手ファースト』を貫き、ホッケーに打ち込みやすい環境をつくってくれています。そうした話を先輩から聞けたことも入社の決め手でした」(中込)

トップレベルの選手が集う場所。そんなふたりの言葉通り、今シーズンのレッドスパークスは「完全制覇」という悲願に向けて快進撃を続け、日本リーグのレギュラーステージでは首位(8月末時点)を走っています。

なぜレッドスパークスは好成績を収め続けられるのか。選手個人のレベルの高さに加えて、ふたりは「チームビルディングにも秘訣がある」と話します。

「レッドスパークスには、ミーティングをはじめとして選手同士で話し合う機会がたくさんあります。そうした場では年齢や年次は一切関係ありません。先輩たちも、私たち若手の意見を引き出そうとして関わってくれるんです」(小早川)

「チーム内では『委員会制度』があり、役割分担してチームをより良くしていくための取り組みを進めています。レクリエーションなど、選手同士の仲を深める機会づくりもそうした取り組みのひとつ。ピッチ内外で良い人間関係を築けていると感じます」(中込)

■ 高いレベルで求められる戦術理解。同期であるふたりの連携

常に高いレベルのプレーが求められる環境に身を置いたふたり。入社当初は苦しんだ時期もあったと言います。ふたりが口をそろえて打ち明けたのは「チーム戦術に適応していく苦労」でした。

「ディフェンスを例にとって言えば、学生時代は個人マークがメインでしたが、レッドスパークスでは組織的にゾーンを区切って守ることが求められました。ただ相手選手に付いていくだけではなく、パスコースを消して相手の動きを限定するなどの対応も必要。こうした戦術を一から理解し、なじむまでは苦労しましたね。何度かミスをしながら、練習や実践を重ねることで戦術を理解していきました。自分ひとりがブレてしまうと、チーム全体の連携が乱れてしまう。分からないことを『分からない』と素直に言えることも重要なのだと学びました」(中込)

「私も戦術を理解するまでには時間がかかりました。個人としては高いレベルの選手がそろっていても、チームとしての戦術や約束事がかみ合わなければ最高の結果は出せません。戦術からチームの強さの秘訣をひしひしと感じましたね。また、並行して参加する日本代表の合宿では、代表チームの異なる戦術にも対応する必要があります。それぞれのチームで求められる役割を理解し、切り替えていくことが求められるんです」(小早川)

そんなふたりは、試合中の連携について意見を交わすことも多いといいます。

「互いの意図がかみ合わなかったときには、徹底的に話し合って修正しています。失敗からの反省もたくさん積み重ねてきました。今ではプレー中に小早川と頻繁に目を合わせ、小早川が前線に飛び出そうとするタイミングを予測してパスを出せるようになりました」(中込)

「同期なので過度に気を遣うこともなく、気になることがあれば試合中でも構わず声をかけていますね」(小早川)

目が合うとつい笑ってしまうふたり。取材時、アイコンタクトを何度も取り合いながら話してくれました

■ 「選手ファースト」で応援してくれる仲間に感謝

試合やトレーニングの場を離れたふたりには、コカ·コーラ ボトラーズジャパンの「マーチャンダイザー」としての顔もあります。チェーンストアを担当し、製品を納入・陳列していく仕事です。

「台車を扱う際などは周囲を慎重に見ながら行動しなければいけません。そうした場面での注意力や危険予知能力は、ホッケーで鍛えられた部分かもしれませんね」(小早川)

「製品を陳列する際には、お客さまがラベルを見やすいように並べることを心がけています。お客さまのことを意識して気遣いするのは、試合中に『仲間が受けやすいパスを出す』ことと共通しているように感じています」(中込)

こうした業務ミッションに責任感を持って取り組みつつ、ふたりはレッドスパークス所属のアスリートであることを最優先にして日々を過ごしています。

「私たちは業務を完遂しなければいけませんが、同じくらい私にとって一番大切なものがホッケーです。日々のトレーニングもあるので、業務で体力を必要以上に消耗することは避けたいと思っています。だからこそ、効率的に業務を進めることを常に意識するようになりました」(中込)

小早川は、社内の仲間からも「選手ファーストの思いを感じる」と話します。

「所属する支店の上司や先輩、同僚はいつも『ケガだけはしないようにね』と気を配ってくれています。そしてレッドスパークスの試合を全力で応援してくれる。こうした仲間の存在が本当に心強いです」(小早川)

■ 勝ち続けることで、「コカ·コーラ」のファンをさらに増やしたい

完全制覇を目指して走り続けるレッドスパークス。そして日本代表に選ばれている小早川と中込には、2024年に開催される大規模国際大会への出場も大きな目標のひとつです。アジア予選を勝ち抜き本大会へ。アスリートとしての夢を具現化するチャンスが目前に迫ってきました。

「海外の選手と試合をすると体格差を痛感します。代表の活動では体づくりに重点を置いているので、代表監督やトレーナーからいただいたメニューを確実にこなして、当たり負けしない体をつくりたいと思っています」(小早川)

「海外の選手はリーチが長く、日本国内で通用するドリブルも、国際試合では止められてしまうことが多々あります。ディフェンス面でも海外の選手は体の使い方が上手ですね。私もフィジカルをもっと強化したいと考えています。また、審判との瞬間的なコミュニケーションを図るために英語力も高めたいですね」(中込)

世界を舞台に躍動するふたりにとって、「コカ·コーラ」ブランドはどのような存在なのでしょうか。そんな問いかけに対して、ふたりは「コカ·コーラ」への強い思いを語ってくれました。

「日本代表として海外へ行く機会も多いのですが、どの国へ行っても『コカ·コーラ』ブランドを必ず目にします。その看板を背負ってプレーできることに感謝していますし、カンパニースポーツである「ホッケー」を通じて『コカ·コーラ』のファンをさらに増やしていきたいと考えています」(中込)

「私も同じ思いです。レッドスパークスが勝ち続けることによって『コカ·コーラ』ブランドをさらに成長させていけるはず。選手ファーストを貫いてくれる環境だからこそ、自分たちは勝つことで恩返しをしていきたいと思っています」(小早川)

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