2020年4月14日
コカ・コーラ ボトラーズジャパンの熊本工場(熊本県熊本市)敷地内に、最新技術を導入した新倉庫が竣工し、2月28日より本格稼働を開始しました。
新倉庫は、戦略的な物流ネットワーク改革を推進する「新生プロジェクト」※1において、九州エリア内での製品保管・供給の中核となる大型物流倉庫です。
従来の約半分のスペースで製品を保管できる「高密度保管システム」という革新的な技術を導入していることが特徴です。
また、この新倉庫は2016年4月に発生した、熊本地震により被災した、旧南九州コカ・コーラボトリングの本社棟跡地に建設しています。同じく被災し、いち早く復旧した熊本工場では、2019年3月より阿蘇の自然が育んだ天然水を採水し、主に九州エリアのお客さま向けに「い・ろ・は・す」製品の製造を開始しています。
<熊本震災から復興へのあゆみ>
■1994年11月 新社屋竣工
■2016年4月 熊本地震により旧南九州コカ・コーラ の本社・熊本工場が被災
4/16 最大震度7の本震発生により旧南九州コカ・コーラ オフィスが被災
4/16 熊本工場の製造ラインや製品倉庫にも甚大な被害をもたらしました
社員一丸となって、自治体・避難所等へ製品を提供・支援。
コカ・コーラレッドスパークスラグビー部も募金活動などを積極的に呼びかけました
早期復旧に向け工場従業員による懸命な製造ライン復旧作業
■2016年4月 同敷地内にある工場はいち早く復旧(本震発生からわずか9日後)
■2016年12月 旧南九州コカ・コーラ本社 解体
■2019年3月 熊本阿蘇を採水地とし、九州エリアのお客さま向けに「い・ろ・は・す」製品の製造を開始
同敷地内あり、にいち早く復旧した熊本工場では、地元阿蘇の自然が育んだ天然水の採水をスタートしました
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 執行役員 SCM本部長 ブルース・ハーバートのコメント
熊本工場に最新技術の自動倉庫が完成いたしました。
戦略的な物流ネットワーク改革を推進する「新生プロジェクト」の2つ目の物流倉庫です。
熊本工場は、2019年3月より阿蘇の自然が育んだ天然水を採水し、主に九州エリアのお客さま向けに「い・ろ・は・す」製品の製造を開始致しました。この熊本工場と熊本倉庫を通じて、これまで以上に熊本の復興と発展に寄与していきたいと考えております。
私たちコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、この熊本工場と新倉庫が、従業員のみならず地域の皆さまにとっても、復興のシンボルとなれるよう、製造と物流を通じてこれまで以上に熊本の復興と発展に寄与していきたいと考えています。
【コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 熊本工場 新倉庫概要】
敷地面積 : 13824.123㎡
建物の延床面積 : 5561.203㎡
保管数量 : 12500パレット(500mlペットボトルで約1600万本)
投資額 : 約23億円
竣工 : 2020年1月
※1 市場環境やお客さま、お得意さまの多様なニーズに迅速に対応するため、2016年5月から物流体制の最適化を目指した大型プロジェクトとして「新生プロジェクト」を進めています。