2022年11月28日
リサイクルボックス(手前)越しに見える、無数の穴があいた崖面。こちらは埼玉県吉見町にある「吉見百穴」です。「吉見百穴」は、古墳時代末期に造られた横穴墓群(=丘陵や台地の斜面を掘削し、墓としたもの)で、吉見町を代表する観光スポットとなっています。(現在確認できる横穴の数は219基であるそうです)
その「吉見百穴」をイメージした「吉見百穴オリジナルリサイクルボックス」を、「包括連携に関する協定」(ニュースリリース)に基づき設置しました。
自動販売機横に置かれるリサイクルボックスは、本来、PETボトル・缶などの資源物を回収・リサイクルするために設置されていますが、空容器以外のゴミなどの異物の混入が約3割を占め、リサイクル事業に支障をきたしています。そこでPETボトルのキャップ、ラベルを分別する重要性や、使用済みPETボトルを新たなPETボトルに再生する、水平リサイクル「ボトルtoボトル」の取り組みを広く周知するための施策として、町の観光スポットである「吉見百穴」に異物混入率やボックスの使い勝手などを検証することを目的としたオリジナルリサイクルボックスをテスト設置しました。
なお、この「吉見百穴オリジナルリサイクルボックス」は廃棄される予定だった自動販売機をアップサイクルしています。
リサイクルボックスの投入口は、PETボトル本体、ラベル、キャップ、瓶、缶に分かれており、外からボックス内部が見える構造になっています。内部が見えることで、正しい分別意識への高まりにつながることを期待しています。
吉見町と当社は、「ボトルtoボトル」協働事業に加え、清掃活動(当社ブログ)など、今後も様々な取り組みを進めてまいります。