コーポレートブログ

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9月15日~24日はグローバル・ゴールズ・ウィーク(SDGs週間)~コカ・コーラ ボトラーズジャパンのサスティナビリティー活動~

2023年9月15日

毎年9月末の国連総会の会期と合わせた1週間は、持続可能な開発目標(SDGs)の推進と達成に向けて意識を高め、行動を喚起する「グローバル・ゴールズ・ウィーク(SDGs週間)」です。今年は9月15日~24日がその週にあたります。今回は、SDGs達成のために当社が取り組んでいるサスティナビリティー活動についてご紹介します。

私たちは、日本のコカ・コーラシステムの「サスティナビリティーフレームワーク」における3つのプラットフォーム「多様性の尊重」「地域社会」「資源」に基づき、より具体的な非財務目標「CSV Goals」を定め、持続可能な事業と社会、そしてミッション の実現に向けて取り組みを進めています。また、各プラットフォームにおけるSDGsとの関わりを検証し、SDGsの達成も目指すことで、社会課題の解決に貢献します。

① 多様性の尊重

ステークホルダーの多様なニーズに対応し、持続的な成長を遂げていくために多様な人財の育成に注力しています。また、さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ社員一人ひとりが、能力を発揮できる職場環境の構築を進めています。

● 女性活躍推進のための取り組み
私たちは女性が活躍しやすい環境の整備に注力しています。フレキシブルワークやリモートワーク制度を導入しているほか、配偶者出産休暇制度の充実および休暇取得率の向上など全方位的な取り組みを展開しています。
また、女性管理職および管理職候補者育成のため、職責や階層に応じた育成プログラムを構築し、女性が管理職や経営陣として求められる視座やスキルを体系的に学ぶことができる仕組みを構築しています。

● LGBTQ+に関する正しい知識の社内浸透への取り組み
私たちは、すべての社員がLGBTQ+に関する正しい知識を持ち、社内外を問わず差別のない、多様性が尊重される環境を醸成していけるよう、制度や仕組みの構築や啓発、LGBTQ+&ALLY(※)従業員ネットワークの発足などに積極的に取り組んでいます。
社内規程における配偶者の定義を改定し、パートナーの性別や婚姻関係の有無にかかわらず育児休暇や介護休暇などの福利厚生制度を利用できるようにしたほか、人権ポリシーの記載に「性自認または表現」を追加し、身体的な特徴だけでなく「こころ」や「らしさ」といった多様な性のあり方を包含した方針を打ち出しています。 また、2021年にはLGBTQ+相談窓口を開設し、当事者だけでなく上司や同僚がLGBTQ+に関する悩みや疑問を匿名で相談できる体制を構築しました。

(※)「同盟」や「味方」などを意味する英語「ally」が語源で、自分自身が性的マイノリティであるかどうかによらず、積極的にLGBTQ+を理解し、サポートする人

また、2023年より、ストーンウォール事件が起こった6月27日を含む週を「PRIDE Week」と定め、LGBTQ+についてのトークイベントや映画上映会を開催し、社員の気づきと学びの機会を提供しました

>その他「多様性の尊重」に関する取り組みはこちら

② 地域社会

当社は自治体や団体とSDGs推進に関する協定や、それらを含んだ包括連携協定を締結し、ステークホルダーと連携した地域課題に取り組んでいます。

● 小山市と「SDGs推進に関する連携協定」を締結(栃木県)
当社と小山市はSDGsの普及啓発および情報発信、SDGs推進に関する取り組みなどで連携することを目指した協定を締結し、取り組みの第一弾として「コウノトリと共生できる環境保全活動支援自販機」を、渡良瀬遊水地コウノトリ交流館に設置しました。

● 産学官民連携での地域課題解決
埼玉県が推進する「埼玉版SDGs」に賛同し、「埼玉県SDGsパートナー」への登録を経て、連携事業として、「埼玉県版SDGs推進自動販売機」を展開しています。さらに、「グローバル人財を育成するための協働に関する協定を、埼玉県および交易財団法人埼玉県国際交流協会と締結し、売上の一部を「埼玉グローバル人財活躍基金」に寄付しています。

>その他「地域社会」に関する取り組みはこちら

③ 資源

大切な資源を持続可能な形で有効活用していくため、 継続的に改良・工夫を進め、環境保全に貢献していきます。

● 「容器の2030年ビジョン」達成に向けた取り組み
日本のコカ・コーラシステムは、「ボトルtoボトル」の推進などを通じ2030年までにすべてのPETボトルのサスティナブル素材※比率を100%とすることなどを目指す「容器の2030年ビジョン」に取り組んでいます。2022年のサスティナブル素材使用率は50%を達成しました。使用済みPETボトル回収・リサイクルの取り組み等を通じて、「容器の2030年ビジョン」の達成、また国内における水平リサイクル促進へ貢献していきます。

※「ボトルtoボトル」によるリサイクルPET素材と、植物由来PET素材の合計

行政との「ボトルtoボトル」協働事業
市民・事業者・行政の三者が一体となった着実な容器回収・リサイクルスキームの構築に向けて、行政との「ボトルtoボトル」の事業を協働しています。PETボトルの水平リサイクルの実施を目的とした協定の締結を2022年から進めており、2023年9月現在、約10自治体と協定を締結しています。

兵庫県西宮市との「ペットボトル資源循環リサイクルに関する事業連携協定」締結式の様子

事業系パートナーとの「ボトルtoボトル」協業事業
オフィスビルを所有・管理する三菱地所株式会社と協業し、オフィス共有部から回収した使用済みPETボトルの「ボトルtoボトル」の仕組みを構築したり、店頭で回収した使用済みPETボトルを「ボトルtoボトル」にする取り組みをスギ薬局などと行っています。

スギ薬局との「ボトルtoボトル」プロセス
Bottle-to-Bottle process with Sugi Pharmacy

ニュースリリース:
三菱地所と協業し、オフィスビルでの「ボトルtoボトル」を開始

ニュースリリース:
スギ薬局と協業し「ボトルtoボトル」を開始

>その他「資源」に関する取り組みはこちら

● 水の取り組み
水は、私たちの製品の多くに含まれる最初の成分であると同時に、私たちの事業の持続可能性や地域社会の衛生にとっても中心的な役割を担うものです。2021年3月、ザ コカ・コーラ カンパニーは2030年に向けた新たな水資源保全戦略のグローバルフレームワークを発表しました。新たな戦略においては、地域の水源涵養、より厳格なポリシーの提唱、事業と地域社会における責任ある水の利用などを通じ、持続可能な水資源の保全に力点を置いています。
ザ コカ・コーラ カンパニーはすべてのバリューチェーンに目を向け、個々の生産拠点での涵養率100%達成を目指し、温暖化の影響により洪水や干ばつが起こり始めている流域の地域社会を支援するなど、人々と生態系により大きな影響を与えることに焦点を移しています。すべての工場の水源と流域における100%以上の水源涵養率を目指し、地域ごとの実情に合わせた多様な手法で涵養活動を強化します。

ニュースリリース:コカ・コーラシステム 日本国内における水資源保全戦略を強化
https://www.ccbji.co.jp/news/detail.php?id=1425

● 温室効果ガス排出量削減に向けた取り組み
日本のコカ・コーラシステムは、パリ協定ならびに科学的根拠 に基づくGHG排出量削減目標に沿って、サプライチェーン全体 のGHG排出量削減に取り組んでおり、2050年までにGHG排出 量実質ゼロの達成を目指しています。当社は、中期非財務目標 「CSV Goals」として、日本国内のバリューチェーン全体における GHG排出量を2015年比で、2030年までにスコープ1、2に おいて50%、スコープ3において30%削減することを目指す目 標を策定し、さまざまな取り組みを実施しています。

日本のコカ・コーラシステム最大級の保管・出力能力を持つ自動物流センター「明石メガDC」 の稼働を開始しました。これまで各セールスセンターで行ってきた仕分けやピッキング、在庫保管などの倉庫業務を段階的に集 約し、お得意さまや各自動販売機までをエンド・ツー・エンドで高効率に製品をお届けする物流ネットワークを構築し、長距離輸送を削減することなどにより、GHG排出量削減に取り組んでいます。

メガDC紹介ページ:https://www.ccbji.co.jp/corporate/locations/mega-dc/

さらに、当社の自動販売機横に設置しているリサイクルボックスから回収された使用済みアルミ缶を缶胴の原材料として使用する、アルミ缶の水平リサイクル「CAN to CAN」や物流過程で使用するパレット※1やシェル※2のリサイクル「パレットtoパレット」「シェルtoシェル」を積極的に推進し、原材料の循環利用促進によるGHG排出量の削減に貢献しています。

※1 製品の郵送や保管の際に使用される水色や黒色などの荷役台

※2 瓶製品を入れるケース

ニュースリリース:
アルミ缶の水平リサイクル「CAN to CAN」を開始

ニュースリリース:
物流資材も100%リサイクル!

SDGs達成のためには、あらゆるステークホルダーとの協働が不可欠です。今回紹介した事例以外にも、私たちは共創価値に向け、多くの課題解決に取り組んでいます。「グローバル・ゴールズ・ウィーク(SDGs週間)」に、私たちと一緒に身近なサスティナブルについて考えてみませんか。

当社の取り組み詳細は「統合報告書2022」をご覧ください。
https://www.ccbji.co.jp/csv/doc.php

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