コーポレートブログ

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【社員インタビュー】仕事×育児 両立のTips #2

2022年5月31日

長い人生を長い目で見つめる、
これが仕事と育児の両立の秘訣

コカ・コーラ ボトラーズジャパングループは、ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)の推進を、会社を継続的に発展させていくうえで必要不可欠な経営戦略として位置付けています。誰もが働きやすい環境を整え、それぞれのライフスタイルにあった柔軟な働き方の実現を目指して、さまざまな取り組みを行っています。
本インタビューでは「仕事と育児の両立」をテーマに、その実現方法や悩み、産後のキャリアについてお話を聞きました。

バイアスにとらわれず、自分に合った勤務スタイルを選択

---経歴と現在のお仕事について教えてください

2004年に新卒で近畿コカ・コーラボトリングの子会社である関西ビバレッジサービス株式会社に入社して以来、ボトラー社の統合により社名や所属名が変わりましたが2021年まで法人営業として働いていました。銀行やカーディーラーなどのお得意さまに、職場に置いてあるコーヒーサーバー用のコーヒー豆を販売したり、自動販売機設置の営業にも携わっていました。現在はコカ・コーラ ボトラーズジャパンのグループ会社であるFVジャパンのリテール事業部に所属し、営業の新規ビジネス企画を担当しています。上司と2人のチームで、私は大阪の千里丘オフィス、上司は東京の池袋オフィスを拠点としています。

---産休・育休について教えてください。どれくらいの期間取りましたか?

約1年間です。2017年3月から産休に入り4月に出産、2018年3月まで育休を取りました。私の住む地域では0歳児クラスだと希望する保育園に比較的入りやすかったので、預けられる時期を待って入園しました。

--産休前と復職後ではどんな変化がありましたか?

仕事という点では、時短勤務も取らなかったので大きな変化はありませんでした。産休前に上司との面談がありキャリアのすり合わせを行いましたし、私より前に産休から復職した同期の社員がいて、なんとなくイメージはついていたこともあり特に不安は無かったです。

復職後の仕事は産休前と同じ法人営業。幸いにも以前とほぼ同じお得意さまを担当させていただきました。上司の配慮で自宅から近い支店への異動となったことで、時間に少し余裕ができて有難かったですね。

働き方としてはバックオフィス業務の方が良いかなと思うこともあったのですが、今までの経験が活かせて、やりがいを感じる仕事を続けたことで精神的には楽だった気がします。ただ、子どもが熱を出したり、いつ緊急なことが起こるかわからないので、お得意さまや他部署などとのコミュニケーションが必要な仕事は前倒しで行い、それ以外は在宅でもできるように工夫しました。

---時短勤務を選択しなかった理由は?

「育休明けは時短勤務を選ぶことが普通」というバイアスがあったので最初は迷いました。でも、仕事に対する考え方や働き方は人それぞれ。私は、時短勤務によって時には仕事に制限がかかってしまうことでストレスがたまるのを避けたかったので、あえて選択しませんでした。自分らしく働いて育児をするためには、まず「自分にはどういう働き方が合っているのか」ということを知る必要があると思っています。

頭で割り切っても感情が切り替えられない日もある。 
けれど、いつか時間が解決してくれる

---復職後で苦労したことは?

仕事に復帰して2年くらいは「マミーギルト」と呼ばれるような罪悪感がありました。「みんなも同じような気持ちを感じるのだろう」と頭で割り切った部分もありましたが、スパッと気持ちを切り替えられない日もありましたね。

子どもが体調を崩すことが多く、そのときは言葉にできない感情がこみ上げてきました。また、入院したときはコロナ禍で在宅勤務に移行していたため、病室で付き添いながら仕事をすることができましたが、感染への不安も加わり、体力的にも精神的にも辛かったです。先輩たちからは「子どもは年少くらいになると元気になるし、時間が解決する部分もあるよ」とアドバイスをいただいたので、その言葉を自分に言い聞かせていたりしました。今は、実際に子どもが大きくなり、身体が丈夫になって保育園を休むことも少なくなったので、「言っていた通りだ!」と感じています。

---仕事と育児を両立するにあたり工夫していることを教えてください

出産してから2年後くらいに実家の近くへ引っ越し、親にサポートをしてもらっています。おかげで随分時間を作れるようになりました。誰かに助けてもらうことは大切だと思います。一人ですべて抱え込むことはできません。また、仕事ではスーパーフレックスを利用して始業時間や終業時間をフレキシブルに変更しています。保育園や病院に行ってから働けるので便利ですね。仕事と育児を両立するためには、どんな制度があるのか、どのように使えるのか知ることもポイントのひとつです。

働き方の変化で開かれたチャンス。 
子どもがいるからという理由で諦める必要はない

---キャリアについての質問です。若手時代に目指していたことや希望していたことは実現できていますか?

20~30代前半くらいは目の前の仕事に全力で取り組んでいました。主にコーヒーを扱っていたので、コーヒーに関する知識を得るためにセミナーに参加したり、資格を取得したり。また、ハンドドリップの大会に出るなど、自己研鑽に励んでいました。昨年あたりから、法人営業の仕事に対して充実感を得ているなあと思ったことや、女性社員を対象に”リーダーとしてありたい自分の軸を見つけ、一歩を踏み出すこと”を目的として開かれた「Female Next Leaders Program」という研修に参加し、多くの方の意見や考えを聞いたことが刺激となり、キャリアを再検討しました。挑戦することに年齢はあまり関係ないと思います。むしろ、経験を積んでいるからこそ見えているものもある。当時の上長に相談したところ、ちょうど今の部署が新設されたので異動することになりました。

---リフレッシュの仕方は?

ぼーっとする時間を作ることを意識しています。私はコーヒーが好きで家でよく飲んでいるのですが、豆を挽いたり、コーヒーを淹れるちょっとした間に自分の時間に入って心を休めています。

---最後に両立に関するアドバイスをお願いします。

個人的にはコロナによって良い意味で働き方が変わったと感じています。以前東京転勤の話があったのですが、その時は子どもが生まれたばかりということもあり断念しました。でも今は、場所を問わず働けるようになったので挑戦のチャンスは広がっています。私のチームも上司は池袋、私は大阪と働く場所は離れていますが、コミュニケーションも仕事も大きな問題はありません。子どもがいるからという理由で諦める必要はない。仕事も育児も大事にしたいのに、それが理由で何かができないと思うとモチベーションが下がるかもしれませんが、やれることはある。出産して3年くらいは心が折れることも多々ありますが、自分も子どもも慣れてくるのでなんとかなるものだと思います。人生は長いので、「今」だけを見て過剰に自分を責めたり、将来に不安を感じないでほしいです。

コカ・コーラ ボトラーズジャパングループは、今後もD&Iを推進し、多様性のある職場環境をつくることで、さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ社員一人ひとりが学ぶ向上心を忘れず能力を発揮する職場環境を構築していきます。

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