ステークホルダーと連携した取り組み
行政との協働事業
当社は、各自治体と協働し、PETボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の取り組みを推進しています。
容器回収・リサイクルスキームの構築などを通じて、市民・事業者・行政の三者が一体となり、日本国内におけるPETボトルの循環利用への貢献を目指します。
愛知県東海市との「ボトルtoボトル」協働事業
2023年7月、愛知県東海市とPETボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の実施を目的とした「ペットボトル資源循環リサイクルに関する事業連携協定」を締結しました。

兵庫県西宮市との「ボトルtoボトル」協働事業
2023年3月、兵庫県市とPETボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の実施を目的とした「ペットボトル資源循環リサイクルに関する事業連携協定」を締結しました。

静岡県沼津市との「ボトルtoボトル」協働事業
2023年2月、静岡県沼津市とPETボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の実施を目的とした「ペットボトル資源循環リサイクルに関する事業連携協定」を締結しました。


清掃活動
私たちは、パートナーと協働し、各地域の清掃活動を通じて容器&リサイクル(循環型社会)の課題解決を目指すほか、各工場周辺流域の健全性向上を目的に、河川や海での清掃活動にも取り組んでいます。

地域のみなさまとの清掃活動
当社を含む日本のコカ・コーラシステムは、2007年から「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup: ICC)」*に参加しています。
2023年は、埼玉工場の周辺流域にあたる埼玉県吉見町にて、カリン社長をはじめ日本コカ・コーラや吉見町役場、NPO法人グリーンバードやファミリーマート様を含めた総勢100名が参加しました。
*国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup: ICC)とは、海洋生物に関する環境教育センターとして設立された、全米一の海洋自然保護団体主催で始まった世界最大規模の海岸クリーンアップです。世界中、共通の方法で海洋ごみのデータを促進し、世界のごみ問題解決に活用されることが特徴です。

その他の活動事例
梅田川清掃(宮城)、グリーンバードと協働開催(東京他)、ビーチクリーンアップinSUMA(兵庫)、ごみゼロ・クリーンウォーク広島(広島)、大山一斉清掃(鳥取)、妙の谷川清掃ボランティア活動(愛媛)、ラブアース・クリーンアップ(福岡)、しらかわの日 流域一斉清掃(熊本)

日本財団との廃棄物流出メカニズム共同調査
2020年2月、日本財団と日本コカ・コーラは昨年5月に発表した、海洋ごみ対策とプラスチック資源の適切な回収及び循環利用促進を目指した「陸域から河川への廃棄物流出メカニズムの共同調査」について報告しました。発生原因は大きく「投棄・ぽい捨て系」「漏洩系」の2つに大別されたことがわかりました。今後の取り組みとして、飲料空容器の「漏洩」が発生していることが確認された自動販売機横の空容器回収ボックスからの漏洩対策については、コカ・コーラシステムとしても最優先で取り組みます。
事業系パートナーとの協業事業
スギ薬局と協業し「ボトルtoボトル」を開始
2023年4月、愛知県・三重県のドラッグストア「スギ薬局」6店舗の店頭で回収された使用済みPETボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」を開始しました。
回収されたPETボトルは再原料化のち、当社製品の容器に使われます。今後は回収店舗数を順次拡大し、日本国内におけるさらなるPETボトルの循環利用への貢献を目指してまいります。

三菱地所と協業し、オフィスでの「ボトルtoボトル」を開始
2022年6月、三菱地所株式会社と協業し、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のオフィスビルで回収した使用済みPETボトルを新たなPETボトル製品に再生する「Bottle to Bottle(B to B)リサイクルサーキュレーション」を構築しました。
丸の内エリアの三菱地所所有・管理ビル(9棟)で回収される使用済みPETボトルの「ボトルtoボトル」に取り組み、また、当社自動販売機とリサイクルボックスを活用し、テナント就業者に対して、使用済みPETボトルの適切な分別回収の啓発に取り組んでいます。

セブン&アイ・ホールディングスとの完全循環型リサイクルの実現

2019年6月から販売している株式会社セブン&アイ・ホールディングスと日本コカ・コーラによる共同企画商品「一(はじめ)」シリーズは、セブン&アイグループの店頭で回収された使用済みPETボトルをリサイクルしたPET樹脂のみを100%使用した「完全循環型PETボトル」を採用しています。 完全循環型ペットボトルへの切り替えにより、CO₂排出量を削減することを実現しました。
飲料業界における協働の取り組み
全国清涼飲料連合会「2030年 ボトルtoボトル比率50%宣言」
私たちは、一般社団法人全国清涼飲料連合会(以下全清飲)が2018年に発表した、2030年度までにPETボトルの100%有効利用を目指す「清涼飲料業界のプラスチック資源循環宣言」に賛同し、業界との協働の取り組みを進めています。
また、全清飲は、2021年4月に「2030年ボトルtoボトル比率50%宣言」を発表しました。これは清涼飲料業界として循環型社会への貢献とCO₂を含む環境負荷低減に向け、使用済みPETボトルを何度もPETボトルに循環させる「ボトルtoボトル水平リサイクル」によって、リサイクル樹脂の使用比率を2030年までに50%以上に引き上げることを目指すものです。
消費者啓発ステッカーをリサイクルボックスへ貼付
自動販売機横のリサイクルボックスの理解促進、異物購入率の低減に向け、会員である日本自動販売協会で推進する業界統一の啓発ステッカーを、首都圏、中部圏、近畿において約9万枚(CCBJI)貼付し、容器以外の異物を投入しないよう呼び掛けています。

自動販売機のリサイクルボックスの実証実験
2020年、東京都と設立した「ボトルtoボトル東京プロジェクト」では消費者の分別に対する行動変革やリサイクルボックスへの異物混入防止の実証実験などを実施しています。

(下向き投入口式)