コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は、2020年1月30日に岐阜県、恵那市、中野方地域協議会と下記2つの森林保全に関する協定の締結式を開催しました。中野方地域協議会会長である池戸 克行氏、恵那市長の小坂 喬峰氏、岐阜県林政部次長の高井 峰好氏。当社からは執行役員のレイモンド・シェルトンが参加しました。
●「恵那の豊かな自然を未来につなぐ森林保全に関する連携と協力の包括協定締結式 」(4者協定)
●「森林保全・維持管理に関する協定締結式」(中野方地域協議会との協定)
同協定は、当社の東海工場(愛知県東海市)の水源域のひとつである中野方町で以前より展開していた保全活動の一環であり、2013年に4者で結んだ「水源の森づくりに関する協定」が、3月末に満了することに伴った協定の更新です。今回の締結で、従来の坂折棚田周辺の森林143ヘクタールに代わり、中野方ダム周辺など211ヘクタールを協定区域としました。
締結式に参加した当社執行役員 レイモンド・シェルトンは「10年後も日差しが注ぐ元気な森から豊かな水が育まれ、恵那の美しい自然が子どもたちに受け継がれる活動となることを願う」と挨拶。一方、池戸会長は「中野方の活性化に大きく寄与している活動に町を挙げて協力していく」と発言しました。
日本棚田百選に認定された坂折棚田
岐阜県南東部に位置する恵那市は、日本三大山城である岩村城や有数の景勝地である恵那峡で知られています。また恵那市明智町は、明智光秀の出身地とも言われています。
その恵那市の最北部にあるのが中野方町です。江戸時代より400年の歴史を誇る坂折棚田が、今回の締結式の舞台となりました。
日本棚田百選に認定された坂折棚田の特徴は、名古屋城の石垣を築いたとされる石工集団「黒鍬」によって造られた美しい石積みです。また360枚に及ぶ棚田とその周囲に点在する人家が織りなす美しい里山の風景は、日本の原風景と言えます。
今後も当社は、恵那市が掲げる「つぎの世代へつなげる森林づくり」に基づき、4者間で緊密な相互連携と協働活動により、豊かな自然を未来につなぐことを目指していきます。
<参考:NPO法人 恵那市坂折棚田保存会>