コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は、白州工場(山梨県北杜市)にて新ラインの本格稼働を開始しました。
当社では、急速に変化するお客さまの嗜好、市場環境、お得意さまの多様なニーズに柔軟かつ迅速に対応すべく、2019年から2020年までに7本の新ラインの稼働を計画しております。このたび稼働したのは、その中の4本目のラインとなります。
同ライン整備の目的は、インバウンドや備蓄需要の増加を見据え、より安定した製品供給を目指すものです。
そのために最先端技術を導入し、1分間に生産できるボトル本数(bpm=bottle per minutes)も大型だと300bpm、小型で900bpmと生産体制の強化を実現しました。後者の環境に配慮した製品づくりは、白州工場には2つの特徴があります。
【特徴①】 EB滅菌システムで水の使用を1日400トン削減
新ラインでは、薬剤を使用しない電子線殺菌をおこなうEB(Electron Beam)滅菌システムを採用、1日の水使用量が従来と比較して、約400トン削減できます。
【特徴②】 資材分別を簡素化する「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」の生産
当社エリアでは初となる、飲料後に資材分別を簡素化する「い・ろ・は・す 天然水ラベルレス」を同ラインで生産。同商品は、その名の通り、ラベルがないペットボトル商品となります。
容器はリサイクルPET素材100%で、ラベルがないことでゴミの分別が楽になる、環境に配慮した製品です。厳選された白州の天然水を使用した、商品のみずみずしさを最大限に伝えるボトルデザインとなっています。
「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」の製品特長
■ラベルをはがす手間がなく、ゴミの分別を簡単に、プラスチックゴミも減らす
■「い・ろ・は・す」ロゴをエンボス加工。外で持ち運びがしたくなるスタイリッシュなデザイン
■使用済みペットボトルをリサイクルして、新しいペットボトルへ生まれ変われる100%リサイクルペットボトル素材で環境に配慮
「い・ろ・は・す 天然水ラベルレス」は、ケース販売のみ(560mlペットボトル×24本入り)で、2020年4月より全国で順次発売されます。
自然を大切にし、自然の恵みを皆さまに届けたい
当社執行役員 SCM本部長のブルース・ハーバートは、白州工場の新ライン稼働と今後の環境保全への取り組みに対して、以下のようにコメントをしています。
「白州工場は、甲斐 駒ヶ岳の自然が育んだ天然水を採水し、これまでも関東エリアのお客さまを中心に安全でおいしい『い・ろ・は・す』製品を供給してまいりました。また、白州工場では再生可能エネルギーの購入や『い・ろ・は・す』の売り上げの一部を、環境保全活動を行う団体に寄付するなど、自然を大切にした活動を行っております。」
やまなしパワーPlus 「ふるさと水力プラン」は、
山梨県企業局の水力発電所で発電された電力に電源を限定して供給され、
CO2排出係数をゼロにすることが出来る環境価値メニューです。
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団を通じ、
「い・ろ・は・す」の売上の一部を日本各地で水資源の保全を行っている
自治体・非営利活動法人(NPO)に寄付しています。
今回、新たなPETボトルラインの製造を開始することで、お客さまにより多くの「い・ろ・は・す」製品をご提供することはもちろん、今まで以上に環境にも配慮し、地域の皆さまと環境に寄り添った製品づくりに励みます。
これらの活動が評価され、白州工場は昨年11月に北杜市市民栄誉賞を受賞しております。当社は、白州工場をはじめとする日本全国の工場、支店が、地域との連携を強化し、環境保全活動に取り組み、自然を大切にした製品づくりを通じて、自然の恵みを皆さまにお届けできるよう努力してまいります。
【コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 白州工場 新ライン概要】
生産能力:900BPM(Bottle per minutes, 1分間の製造本数) ※小型製品のみ生産した場合
生産品目:「い・ろ・は・す 天然水」 他
投資額:約57億円