国内初!キャンパス無線LAN“eduroam”対応自動販売機を“学生の街”京都市の公園に設置しました

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、京都大学学術情報メディアセンターの技術協力を得て、国内では初となる国際的キャンパス無線LAN“eduroam”(エデュローム)に対応した自動販売機を、円山公園をはじめ京都市内の10の都市公園に設置しました。

国際学術無線LANローミング基盤“eduroam”

“eduroam”とは、初等・中等・高等教育機関や研究機関の間で相互利用を実現する、国際的な無線LANローミングの仕組みです。欧州の教育研究ネットワークを運用するGÉANTが開発・運用したもので、現在、世界106カ国の地域で利用することができ、日本国内では279機関が導入。教育・研究機関の無線LANサービスとしては、世界的にもスタンダードなサービスになりつつあります。

在籍する機関が参加していれば、学生などはID(学生証)などで“eduroam”のサービスを無料で利用することができます。さらに大学のキャンパス内はもちろん、“eduroam”参加大学ならば世界中の大学の“eduroam”にも無料でアクセスすることができます。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、国内初となるこの“eduroam”に対応した自動販売機を、京都市内の公園に設置。“eduroam”のアクセスポイントを充実させることで、学会や留学、旅行などで訪れる世界中の学生、研究者の利便性の向上を支援します。特に新型コロナウイルス感染症の影響で新しい働き方や学び方が生まれつつあるなか、 “eduroam”に接続できる環境が増えることは、いつでも・どこでも講義を受講できる場所の選択肢が広がることにもつながるかもしれません。

“eduroam”対応自動販売機がもたらす地域貢献

京都市内の観光名所であり、憩いの場でもある円山公園に設置された“eduroam”対応自動販売機

また、国土交通省観光庁が平成30年11月〜平成31年2月に訪日外国人旅行者を対象に実施したアンケートによれば、旅行中に困ったことのひとつに「無料公衆無線LAN環境」をあげた人は全体の18.7%(*1)にものぼります。

年々無料公衆無線LAN環境は改善されつつありますが、依然として日本には無料公衆無線Wi-Fiが少ないという現状があります。国内外から多くの学生や観光客が訪れる京都は、こうした無料公衆無線LANが利用できる環境が広がることで、学生や研究者にとってより観光しやすく、交流がしやすい街になっていくことでしょう。

そのほかにも、“eduroam”は災害時にも強いという報告もあります(*2)。2011年3月11日に東北地方を襲った東日本大震災発生時に、被災地の多くは停電や通信障害に陥りましたが、一部の“eduroam”は正常に利用されていたことがログから確認されました。こうした“eduroam”のアクセスポイントが増えることは、災害時でも通信手段が確保できる、まちづくりにもつながることが期待されるのです。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、企業理念に掲げる「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造する」というミッションのもと、これからも安全で魅力あるまちづくりの取り組みを後押しするべく、自動販売機の設置拡大を進めてまいります。

●「eduroam」対応自動販売機の設置にご関心のある方は
以下リンク先よりお問い合わせください。
https://www.ccbji.co.jp/business/

■現在「eduroam」対応自動販売機が設置されている公園

高台寺公園、船岡山公園、先斗町公園、円山公園、新京極公園、宝が池公園北園、東塩小路公園、二条公園、岡崎公園、東山山頂公園

(*1)国土交通省観光庁「訪日外国人が旅行中に困ったこと、受入環境整備の課題が明らかになりました ~受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を実施~」より

(*2)大学ICT推進協議会2012年度年次大会論文集「eduroamで作る災害に強い大学間連携キャンパス無線LAN」より