キャッチフレーズは「飲む防災、飲む防犯」
「くじらの街」山口県下関市、新たな市民の憩いの場に防災・防犯ラジオ付き自動販売機が登場

2020年10月3日にグランドオープンセレモニーを開催した山口県下関市役所前の「下関市市民広場」に、「飲む防災、飲む防犯」をキャッチフレーズとした防災・防犯ラジオ付き自動販売機が登場しました!
災害発生時や防犯への警戒についての有事の際に、このラジオを通して情報が配信される仕組みになっています。※詳しくはこちら

関門海峡を望む、海や山に囲まれた自然と文化が融合する下関市は、水産都市であり別名「くじらの街」と呼ばれています。※参照:下関市HP

下関市役所は、下関駅からバスで10分ほど移動し、魚市場「唐戸市場」で有名な「唐戸」で下車した場所に位置しています

唐戸のバス停前から歩いてすぐに、大きなくじらの尾びれをイメージしたモニュメントが!

このくじらのモニュメントは、「下関市市民広場」のグランドオープンとともにお披露目され、市役所前の新たなシンボルとなりました。

近年日本各地で自然災害が頻発していることから、下関市は本庁舎の防災機能を補完するため、この「下関市市民広場」を市民の安全・安心を守る防災・防犯を発信する場所として、さまざまな工夫を施しました。

■災害の際の避難場所・活動拠点「芝生広場」

※写真の椅子やパラソルは常設ではありません

約3千平方メートルの敷地には、カフェ、園路、前庭、中庭などがあり、普段は憩いの場として活用される「芝生広場」。災害時の避難場所に指定されており、広場内に設置されたWi-Fiは誰でも利用できます。

■防災グッズを収納!防災ベンチ

「芝生広場」に常設されているベンチは、有事の際に使用する備品(炊き出し用かまどなどを)を収納することができる優れもの。

■災害発生時には大活躍のマンホールトイレ

写真後方青いテント内がマンホールトイレ設置場所

グランドオープンのイベントでは、災害時に大活躍する「マンホールトイレ」が5基お披露目されました。 「マンホールトイレ」とは、災害時に下水道管路にあるマンホールの上に簡易な設備を整えることで使用できる組み立て式トイレです。

■「飲む防災、飲む防犯」をキャッチフレーズとしたラジオ付き自動販売機

さまざまな防災への工夫が満載の「下関市市民広場」に登場した、ラジオ付き自動販売機。
地震や津波などの緊急情報や避難情報、大きな火災情報などの「防災」に関するお知らせや、地域の不審者情報、事件・事故情報など「防犯」に関するお知らせが自動販売機に取り付けたラジオを通して、コミュニティエフエム下関が運営する“カモンFM”より放送されます。

下関市民のみなさんの新たな憩いの場で、みなさんを見守るように設置された防災・防犯ラジオ付き自動販売機。みなさんの生活に馴染みのあるラジオと自動販売機によって、市民のみなさんの安全・安心に寄与し、これからも地域が抱える課題にともに取り組んでいきます。