日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ)と、全国 5 社のボトリング会社等で構成されるコカ・コーラシステムは、「多様性の尊重」に関する取り組みの一環として、「LGBTQ+アライのためのハンドブック※」を策定し、一斉導入しました。今後、全国約2万人の日本のコカ・コーラシステムの従業員に配布される予定です。また本ハンドブックは日本コカ·コーラ 企業ウェブサイトでも全内容を公開しています。LGBTQ+への理解促進を検討するあらゆる企業・団体の皆様は、無償でご活用いただけます。
企業ウェブサイト PC:https://reg.cocacola.co.jp/op/CCPARK/3540-2oc-app/
(簡単なアンケートを回答頂いた後に、冊子のダウンロードができます)
※アライは、「同盟」や「味方」などを意味する英語「ally」が語源で、自分自身が性的マイノリティであるかどうかによらず、積極的にLGBTQ+を理解し、サポートする人を指します。
日本のコカ・コーラシステムでは、サスティナビリティーフレームワークの一つに「多様性の尊重(Inclusion)」を掲げ、「ジェンダー」「年齢/世代」「障がい者支援」「LGBTQ」の分野において各種取り組みを推進しています。なかでも「LGBTQ」においては、昨年5月にシステム全6社において、戸籍上同性のパートナーにも対応した福利厚生および就業規則の整備を完了しています。
「LGBTQ+アライの ための ハンドブック」コンテンツ
このたび制作した「LGBTQ+アライのためのハンドブック」は、日本コカ・コーラ株式会社 サスティナビリティー推進部ならびに人事部と、5社のボトラー社が共同し「プライドハウス東京」(日本初の大型総合LGBTQ+センター)の監修を受け制作したものです。LGBTQ+についての基本的な解説や、過去の歴史、世界と日本の同性婚などの状況、アライとして必要なこと、できることなどを、どなたにとってもわかりやすく平易な表現でまとめています。本ハンドブックを通じ、コカ・コーラシステムの従業員一人ひとりが多様な性のあり方を理解し、正しい知識を身につけ、状況に応じた適切な対応が取れるようにすることを目指します。
本ハンドブックは、すでにパナソニックグループでの導入が予定されています。日本コカ・コーラは今後、「プライドハウス東京」の協賛企業を中心に、様々な企業・団体での使用を呼び掛ける予定です。
日本コカ・コーラ株式会社の代表取締役社長であるホルヘ・ガルドゥニョは以下のように述べています。
「グローバルに展開するコカ・コーラ社の事業において、多様性を尊重し、受け入れることは最も基本的な姿勢であり、私たちのDNAとなっています。今回作成した『LGBTQ+アライのためのハンドブック』は、社員一人ひとりが尊重され、すばらしい創造性と革新性を生み出せる職場環境を整える上で重要なツールになっています。グローバル企業として、社会に対する責任を意識し、ダイバーシティ・エクイティー&インクルージョンの課題に取り組んでいきたいと思います。」
■「多様性の尊重(Inclusion)」を推進する日本コカ・コーラ
日本のコカ・コーラシステムでは、「多様性の尊重(Inclusion)」をサスティナビリティー戦略における柱の一つとして掲げ、「ジェンダー」「年齢/世代」「障がい者支援」「LGBTQ」の4つの重点課題に取り組んでいます。日本コカ・コーラでは、社員一人ひとりの個性を尊重し、多様な価値観やアイデアを積極的に取り入れています。「LGBTQ」については、性的マイノリティの社員に平等な機会を提供するため、2021年5月に同性パートナーの従業員の婚姻に対応した就業規則の改訂をコカ・コーラシステム全社で完了するなど、より働きやすい環境作り・意識改革を推進しています。2021年11月には、社内外向けの様々な活動が評価され、職場におけるLGBTQに関する取り組みを評価する「PRIDE指標2021」において、最高位であるゴールドを受賞しました。また2022年4月、LGBTQをはじめとする性的マイノリティが、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指す「東京レインボープライド」に協賛しました。
■コカ・コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ・コーラシステムは、「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。」の事業目的にのっとり、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらしながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。2020年には「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定しました。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。詳しい活動内容については、最新のESGレポートをご覧ください。
https://www.cocacola.co.jp/sustainability
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