ニュースリリース

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令和6年度グリーン物流優良事業者表彰において「強靱・持続可能表彰」を江崎グリコ、ハコベルと共同受賞
江崎グリコと物流データを使用したトラック共同活用の取り組みを展開

2024年12月23日
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(代表取締役社長 最高経営責任者:カリン・ドラガン 本社:東京都港区、以下 当社)は、令和6年度グリーン物流パートナーシップ会議、物流パートナーシップ優良事業者表彰制度、経済産業省部門において、江崎グリコ株式会社(代表取締役社長:江崎 悦朗 本社:大阪府大阪市、以下 江崎グリコ)、ハコベル株式会社(代表取締役社長:狭間 健志 本社:東京都中央区、以下 ハコベル)と「強靭・持続可能表彰」を共同受賞しました。当社は、2024年4月から、江崎グリコと九州地方における空回送車両の活用および、山陰地方における繁閑差を利用したトラックの共同活用の取り組みを展開しており、輸送効率の向上に取り組んでいます。

 

 

 

この取り組みは、物流事業者であるハコベルの働きかけにより、荷主間の情報共有を通じて江崎グリコの課題とコカ・コーラ ボトラーズジャパンの課題を相互補完する形で輸送スキームを確立したものです。製品積載率や、輸送頻度、輸送エリアなど両社の物流データからトラックの相互利用が可能なルートを検討するなど、荷主間で構築したパートナーシップにより、物流事業者と荷主間において相互にメリットを生み出したことが今回の受賞につながりました。

 

今後も当社は限られた車両の有効活用を通じ、物流の効率化を図ることで、社会課題である「物流2024年問題」解決に貢献するとともに、持続可能な製品の安定供給を目指してまいります。

 

■取り組みの内容
1.九州地方における空回送車両の活用
当社は、九州地方(主に佐賀県)の倉庫間を輸送する際に物流パートナー社の手配車両を使用しており、輸送後の復路で製品の積載がない空回送車両が発生する路線に課題を抱えていました。江崎グリコは九州エリアにおいて、1台のトラックが製品カテゴリーの異なる2つの工場から製品を集荷し、関西と関東のDC(ディストリビューションセンター)にそれぞれ、荷降ろしするオペレーションをとっており、両社とも単独での集車に課題を抱えていました。そこで、両社の拠点が近い佐賀県内の輸送時に、当社の製品輸送を終えた空回送車両が、江崎グリコの工場2拠点で製品を積載し、佐賀県内の江崎グリコの物流拠店に集約。その後、江崎グリコは他の製品と混載し関西と関東に船舶で輸送するスキームを構築しました。約100台分の空回送車両を活用することを可能とし、輸送効率の向上につながりました。

 

2.山陰地方における繁閑差を活用したトラックの共同活用
当社の輸送繁忙期が夏場であることに対し、江崎グリコの繁忙期が冬場と両社の繁忙期に差があることから、両社とも集車に課題があった山陰エリアにおいて、江崎グリコが手配したトラックを当社と共同で活用するスキームを構築しました。季節ごとに手配台数に変動があった各社の依頼を、共同して集車を依頼することにより、荷受側の物流パートナー社は年間を通じた配車の予定やドライバーの確保を実施できるとともに、荷主側である両社は年間を通じ、安定した輸送力を確保できるようになりました。

 

■グリーン物流パートナーシップ会議と物流パートナーシップ優良事業者表彰について
グリーン物流パートナーシップ会議は、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会、一般社団法人日本物流団体連合会、経済産業省、国土交通省、日本経済団体連合会(オブザーバー)の協力により発足しました。この会議は、物流分野におけるCO₂排出削減への自主的な取り組みを促進し、荷主企業(発荷主・着荷主)と物流事業者の広範な連携を目指しています。同会議は物流分野における環境負荷の低減や物流の生産性向上に顕著な功績を上げた取り組みに対し、毎年「物流パートナーシップ優良事業者」を表彰しています。持続可能な物流体系の構築に対する優れた成果を持つ企業や団体を称え、物流分野における模範となる取り組みを評価しています。

経済産業省プレスリリース:物流パートナーシップ優良事業者表彰受賞者を決定しました(2024年12月6日)
URL: https://www.meti.go.jp/press/2024/12/20241206002/20241206002.html

 

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。