ニュースリリース

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2025年 年頭所感

2025年01月06日
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
代表取締役社長 最高経営責任者
カリン・ドラガン

2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

昨年は、猛暑等による需要増加があったことに加え原材料・資材・エネルギー価格の高騰や円安、物流2024年問題などの影響により、効率的な物流体制や革新的な製品展開など事業環境への対応が求められた年でした。私たちはその変化に機敏に対応しながら、これまで構築してきた成長基盤の強化、トップライン成長、生産性向上、そしてコストマネジメントの徹底によりビジネスを成長させてまいりました。

 

2024年は中期経営計画「Vision 2028」の初年度として、フルリニューアルを経て好調な「綾鷹」の店頭露出最大化をはじめ、ラベルレス製品やマルチパック等の製品ラインナップ強化や、高付加価値製品の導入などを活用し、猛暑を追い風に増加する需要を取り込み、力強い数量成長につなげることができました。製造・物流分野では、「地産地消モデル」推進の一環として、東海エリアの製造能力拡大を図るべく、7月に愛知県の東海工場において新たなアセプティック製造ラインを導入しました。またS&OP(Sales and Operations Planning)プロセスの精度向上により最盛期の需要増へ柔軟に対するとともに、持続可能なサプライチェーン基盤の構築に向け、カスタマーやサプライヤー、同業他社といった、さまざまな企業とのコラボレーションを図りました。
これらの施策が功を奏して、昨年11月には通期業績予想の上方修正を発表しました。さらに、包括的な株主還元強化策を前倒しで実施を決定いたしました。これは中期経営計画「Vision 2028」における株主価値向上の考え方に基づくものであり、意欲的な増配計画を織り込んだ配当政策への見直しをはじめとする複数の施策から成る、かつてない規模の株主還元となっています。

 

4月には55年ぶりに大阪で2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)が開催されます。大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」のゴールドパートナーとして、大阪・関西万博が、世界中の人々がハッピーなひとときを感じながら、持続可能な未来につながる祭典となることを願っています。

 

今年は乙巳の年です。ヘビは皮を脱ぎ捨てて新たな姿に生まれ変わることから、再生や変化の象徴とも言われています。さらに変革を加速させ、収益性と資本効率を重視した中期経営計画「Vision 2028」で掲げる目標に対し、これまで積み上げてきた成果を土台に、2025年も主要施策を着実に実行し持続的な利益成長を図ってまいります。

 

本年もみなさまのご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。